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 大学執行部との懇談会

7/19
 午後3時より本館4階の会議室にて本年度の大学執行部の先生方、および各学科長の先生方と後援会理事とのお茶を交えての意見交換会が行われました。
                              

木枝工学部長より現在大学の置かれている現状(少子化に伴う学生数の現象や、新カリキュラム以降後の学生の定着率の改善等)今後の方針(定員削減、工学部の名前にこだわらない新しい学科名に改変、幅広い学生の獲得)、就職活動の状況について説明がされました。
 

ついで各学科長の先生方からは技術者不足という意味では就職率は良好だが技術者養成には4年間は短すぎる。カリキュラム等の改変の中身が不明確であることへの疑問、学生とのコミュニケイションの重要性、昨年再立ち上げしたヨット部の現況、学生の学力の二極化、没個性化、など様々な意見が出され、特に総合教育センター長の生熊先生からは教育は学部だけに限定されるものではなく人間関係も含めてアルバイト等社会で学ぶべきものも大きい。昨年度97%の就職率といっても早い子は4月の時点ですでに躓いている。コミュニケイション能力や情報活用能力等社会に通用する能力をいかにつけるかがポイントとなるというお話がありました。
 
 次に大学側が今年度後援会設備面で協力してほしいもの、およびその背景を伺いました。
 
 20年度はベンチの更新を望んでいる。
 
 新カリに移行して自分型カリキュラムがいわれるようになって学生生活にはかなり時間的ゆとりが出てきた。大学としてはそこでできた時間を学生らしく有効に過ごしてほしいのだが実際には授業の中に空き時間を作り後は休みにしてしまう傾向が強い。居心地の良い設備作りとしてベンチをお願いしたい。以前からコインロッカーの要望もあるがスペースと数の問題がある。近隣の大学では神奈川工科大学が施設面でも充実、寮、駐車場も充実している。
 
 親としては学内に勉強以外に何か楽しめる居場所があって利用できればと思うのだが
 
 現在学内で何らかの団体に属する学生はほぼ半数。自分から進んで参加できる学生、友達から誘われてでもできる学生は問題ない。押してやればよいのかもしれないが中学生みたいに強制できる年齢ではない。大学としてはテクノホームセンター構想もある。CCと合体させテクノチャレンジスペースの共同、共有化もありうる。まだ決定したものではない。
 
 コンピューター応用学科の中では1号館の1階でTeam Project Learningの一環として
全てのCCグループとCommunication力を高めようとしているが各教授たちの負担はかなりきついものがある。
 経済産業省が“社会人基礎力が大事だ”といっているが社会に出てから身に着けるのでは遅すぎる。大学のうちにやっておかなければ間に合わない。
 中央大学では製造者としての「井村や」、販売者としての「サークル。テン」就職情報提供者としての「リクルート」の3社に依頼してプロジェクトチームを作り6人ぐらいずつのグループでの社会人基礎力をつけるための研修を授業として実施しているとの話もある。今は山梨大や大阪大などでも似たような動きがあるとの報告があった。本学でも考えていく必要がある。
 
 先生方から後援会への期待やその位置づけを伺いました。
 昔は考えられなかった。大学生は大人の扱いだったが今はもはや大学全入時代を迎えつつあり、学生のレベルも変わってきた。昔ほど大人ではない。退学、不登校を防ぐためにも親との間に立って大学を助けてほしい。

 生熊先生が苦言を呈されました
 特に理由もないのに朝から寝ている学生がいます。本人は「自分が来たくて来てわけではない。親に言われたから来てるだけ。」
 もっと親子の対話が必要です。押し付けた結果はうまくいきません。親主体ではなく本人の意思を尊重しなければ駄目です。親のしいたレールの上を無理に走らせようとしても意味はありません。
 
 最後に今年の地区別懇談会について井上事務局長代行より主な変更点の概要の説明がありました。
 
 連絡事項としては9月から来年の2月にかけて防音工事のため1号館が全館移動となります。後援会は4号館の1階を予定。同窓会と同居。



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