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 鳥人間コンテスト 2012 The News


 7月28日(土)、鳥人間コンテストが今年も灼熱の太陽の下滋賀県彦根市の琵琶湖を舞台に開催されました。昨年に引き続き「飛ばなきゃならないワケがある!」をテーマに全38機が琵琶湖に集結しました。後援会からは、山田会長を代表に7名(役員・理事及びご家族)の応援団が昨年のリベンジと期待を胸に駆けつけました。

  

 “空を自由に飛びたい”そんな夢と共に進化し続ける鳥人間コンテストは、今年で35回目を迎えます。そんな中「湘南工科大学 鳥人会」は6回目と出場参加チームの中では常連のチームとなります。7月28日(土)~29日(日)の2日間で、「滑空機部門」、「人力プロペラ機ディスタンス部門」の飛行距離競技と、一定条件下のもとで達成時間を競う「人力プロペラ機タイムトライアル部門」の3部門で実施されます。
  
 当日、関東に比べ会場となる琵琶湖(彦根市)周辺は昨年とは異なり非常に猛暑で、気温35度を上回り滑空日和とは言い難い条件でした。鳥人間コンテストが開催される琵琶湖周辺は盛り上がっていますが、彦根駅周辺は鳥人間コンテストが行われるような雰囲気はなく、彦根市の取り組みには少し残念な気もしました。

 さて、本学のチーム『湘南工科大学 鳥人会』ですが、滑空機部門にエントリーし滑空の順番は15番目で午後3時頃のフライトです。今年のパイロットは“土屋 雅人君21歳”です。機体は昨年の反省を踏まえ更に軽量化と主翼の大型化の改良をしていました。我々が到着したのが午前11時頃ですが、プラットホームに向かって湖畔に様々な各チームの機体が今か今かと滑空順を待っています。滑空順が10番目である『チーム吉本百周年』から間寛平さんがパイロットとして参加されている事もあり、中々本学チームの順番が廻ってきません。それもその筈テレビ放映のカット割で時間ばかり掛かってしまう有様でした。しかしこの暑さにもめげることなく、選手達は、フライト前の最後の機体調整に余念がありません。...“中々順番がこないね!”と、そうこう言っている中、本学のフライト順が近づいてきました。

  

 湘南工科大学の応援団は、大学関係者・学生自治会及び後援会からなるチームワークのとれた最強応援団です。フライトが近づくと大会事務局より大観覧席前にある応援団専用エリアに集合し、応援練習を3回程度行い応援も盛り上がる中、会場のスピーカーより『湘南工科大学 鳥人会』の名前がアナウンスされるとともに、パイロットの紹介が行われました。離陸時間が迫ってくる中、プラットホーム上では昨年の悔しい思いを胸に緊張している選手達の様子がステージ脇の大画面に映し出されました。離陸角度や飛び出す方向の調整をしながら、滑空許可の旗が降ろされました。

  “さあ~”いよいよフライト開始です。

  

 湘南工科大学応援団が見守る中、プラットフォームからTakeOff... 今年は離陸成功です。非常に理想的は飛び立ちに機体は浮き上がり応援団からは、“よし”との声援があがりました。が、次の瞬間応援団からは悲鳴にもとれる声で“あ~”、横風に煽られた機体は右に左と捩れ1回転して落下。記録は19.97mと健闘しました。

  

  着水後も回収された機体の後片付けをしながら原因究明に当たっている姿が感動的でした。 昨年とは違い、機体は浮きましたので次への課題が明確になり来年に向けての地道な活動を期待します。何事にも失敗はつきものです。この失敗を糧にして次の目標にチャレンジして下さい。

 最後に応援団一同が集まり、総評がありました。湘南工科大学にとって今年のテーマである『飛ばなきゃならないワケがある!』の夏は終わりました。選手及びスタッフの皆さんご苦労様でした。後援会の皆さんもご苦労様でした。大空に憧れを持つ多くの“鳥人間”達、空を飛ぶという人間の夢を実現させ、また来年も選ばれ応援できるように学生の皆さんに期待します。

  

 今年の鳥人間コンテストの模様は、8月27日(月)夜7時放送、読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで放送されました。...『湘南工科大学 鳥人会』は7時半過ぎの数秒間放送されました。


(文責:会計 小林)




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