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 鳥人間コンテスト2011年応援取材記!


 平成23年7月30日(土)2年ぶりの鳥人間コンテスト(滑空機部門)に湘南工科大学が出場することになった。2年ぶりの参加ということで、後援会からは金子会長を代表に9名の役員・理事が、前日宿泊組み6名と当日日帰り組み3名の2班に別れ参加しました。
     
 鳥人間コンテストは、7月30日(土)と7月31日(日)の2日間で、3部門のコンテストです。初日の土曜日には、人力プロペラ機タイムトライアル部門と滑空機部門が行われ、7月31日(日)人力プロペラ機ディスタンス部門が行われます。

 当日、東京では大雨でしたが、会場となる滋賀県彦根市は曇り晴れと絶好のコンテスト日和となりました。会場となる彦根駅で降りると、駅前は人も疎らで、テレビでお馴染みの鳥人間コンテストが行われるような雰囲気はまるで感じませんでした。駅からは無料シャトルバスが運行しており、バスはゆるゆるの冷房、年季の入ったバスでした。会場手前で降り、徒歩で5分。会場に着くと、午前11時頃。このコンテストは午前9時にスタートしており、各チームの応援団は、琵琶湖湖畔(松原水泳場)に陣取り、青、赤、緑色など色取り取りのTシャツを着て、選手の応援の為、今か今かとフライト時間を待っていました。

 本学のチーム名は、「湘南工科大学 鳥人会」、今回で5回目の参加です。滑空の順番は10番目で午後1時ごろのスタートです。今回のパイロットはバングラデッシュからの留学生HAQ MD・SAMSUL(ホキュ・エムディ・サムスール 24歳)君です。各チームの機体は、湖畔から出っ張ったプラットフォームに向かって、並んで待っています。各チームの選手達は、フライト前の最後の機体調整に余念がありません。次第に本学のフライトが近づいてきます。
     
 さて湘南工科大学の応援団は、谷本学長を初めとする大学関係者、学生自治会及び後援会からなる応援団です。各チームの応援団は、フライトが近づくと、大会事務局より大観覧席の後ろに集合するようにとの指示で、順番を待っています。
     
 いよいよ湘南工科大学鳥人会のフライトが後2つ目となったその瞬間、次第に風向きが変わり、空模様も怪しくなってきました。大会事務局の発表で10分後に大粒の雨が降ってくるとのアナウンスがあり、湘南工科大学の機体も含めプラットフォームにあった機体の全てが雨を避けるため移動しはじめました。

 又各チームの応援団や観客は、一斉に雨宿りする場所を探し始め、木陰やテント等に移動し、我応援団は、応援団バスに退避となりました。予報通り、大粒の雨が降りはじめ、1時間後には止み、青空が広がり、大会事務局よりコンテスト再開のアナウンスがありました。
     

     
 午後2時過ぎに、「ふくちやま・舞夢MY夢」の機体が離陸し、200m台の好記録が出ました。その後離陸するのは湘南工科大学の機体です。否が応でも湘南工科大学応援団の期待も高まります。テレビ局のスタッフに促され、いよいよ応援団は、お揃いの青色のTシャツと水色の帽子で大観覧席の前のステージに進みました。応援団の熱気は最高潮に。テレビスタッフの指示に従い、応援シーンの撮影が3度行われ、会場のスピーカーより「湘南工科大学 鳥人会」の名前がアナウンスされるとともに、パイロットの紹介が行われました。
     
 離陸時間が迫ってくる中、プラットフォームの上では、緊張している本学の選手たちの様子がステージ脇の大画面に写しだされました。機体の最終調整をしながら、離陸OKの白旗を待っています。ようやく風が治まり白旗が振られ、離陸となりました。応援団は、機体を見つめ、その行方を食い入るように追いかけていきました。ちょっと下向きの離陸かなと思った瞬間、気持ち的には3秒のフライトで、記録は26m50cmと健闘しました。着水の様子から雰囲気を察した2年前の成績を知る後援会理事からは、「前回より飛距離は伸びて、進歩したわ。」との前向きな一言に感心。
     

     
 最後に応援団一同が集まり、谷本学長からの総評がありました。湘南工科大学にとっての今年の鳥人間コンテストは終わりました。選手及びスタッフの皆さんご苦労さまでした。また応援団の皆さんお疲れさまでした。技術の進歩は、諦めない心から生まれます。 また来年も応援できるよう学生に皆さんに期待しています。

 この模様は、8月19日(金)夜7時放送、読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで放映されました。
                                              (文責:副会長 山田)




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