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 平成28年度保護者対象講演会
『充実した大学生活を過ごすには』
日時:
会場:
講師:
平成28年5月15日(日) 11:30~
糸山英太郎記念教育研究総合センター A103号室
木枝暢夫氏(湘南工科大学 工学部長)
 この講演会がおこなわれるCC懇談会の日には、今年の新入生が入学して早やひと月半が過ぎようとしています。彼らは順調に大学生活をスタートさせているでしょうか。もしかして、すでに色々な問題が芽生えてはいないでしょうか。2年生以上の学生たちの場合は、これから先の見通しは立っているでしょうか。
 自分自身を振り返っても、時折顔を見せてくれる卒業生たちの話を聞いても、大学生として過ごせる時間の素晴らしさを改めて感じることが多くあります。目の前の学生たちにも同じように充実した大学生活を過ごし、4年間の学びで身に付けた力を生かせる確かな進路を見つけてほしいと心から思いますし、その手助けをするために色々な工夫をするのは教員にとって楽しいことです。
  しかしながら、一方でこの当たり前のようなことがうまくいかず、留年や退学という結果に至るケースも少なくない、という問題を皆様はご存じでしょうか。その理由には、大学で学ぶことに意欲が湧かない、授業についていけない、単位がうまくとれない、アルバイトに時間をとられる、人間関係やメンタル面のトラブル、など様々なものがあります。もちろん長い人生ですから、失敗から学ぶことも大切かもしれませんし、回り道が必ずしも悪いとは言えません。一人ひとりの個性によっても、その影響は違います。けれども、原因をしっかり認識して適切に対処すれば避けられる失敗によって、せっかく手に入れた可能性を失うことは、やはりもったいないと思うのです。
 現在の本学は、社会の変容とそれにともなうニーズの変化に対応して、教育の面でも生活の面でも、以前とは比べものにならないほど手厚い支援をおこなう体制になっています。また、教員の意識も大きく変わって、様々な資質をもつ学生たちに寄り添い適切な対応ができるよう、研修などを通じてスキルアップを続けています。このような状況を、学生本人だけでなく保護者の皆様も理解して上手に活用していただければ、流れに乗れている学生はより充実した大学生活を送り、躓きかけた学生も早期の対応で回復することができるでしょう。そのために役立つ様々な情報を整理して、当日はご説明したいと考えています。

  

    



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