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 平成21年 講演会報告


日時:2009年5月17日(日)
場所:糸山英太郎記念教育研究総合センター 1F A103教室


【第1部】 就職課による講演 13:00~13:30

演題:大学としての就職への取り組みについて、また、企業が望む人材について
講師:米川哲朗(就職・学生課長)

 最近、「就職氷河期」再び、大卒求人23%減の新聞報道がありました。昨年秋以降の不況の深刻化や業績悪化で企業の新卒採用意欲が急速に冷え込み、就職戦線が厳しさを増している現状が浮き彫りになっています。しかし、過去二年新卒採用の「売り手市場」の加熱ぶりは一段落しましたが、依然七十万人を超える求人があり、本学への求人数も4,200社と昨年度と比べ増加しており、求人状況に関してはあまり心配する必要はありません。
 就職活動で一つ注意があります。それは”二極化”です。今は何でも”二極化”の世の中です。学生の内定獲得も、一人でたくさん内定をもらえる学生と全くどこも決まらない、という二パターンに陥りがちなのです。大手企業・人気企業には当然学生が集中します。しかし大手企業ばかりが会社ではありません。地方の中小企業の中にも、将来性のある、魅力のある、やりがいのある、自分にあっている、というような企業がたくさんあります。自分の顔の向きを少し変える、すなわち視点を少しだけ変えるだけで企業選択の可能性が大きく広がることが分かるはずです。
 学生一人ひとりが自分にあった進路選択行っていくためには、入学時からの学生生活を“いかに充実したものにしていけるか”それが最も重要です。クラブ活動に取り組んだり、ボランティア、テクノビジネスチャレンジ等に参加するのも良いでしょう。学生時代に熱中できるものを見つけてください。それが人間的な成長を醸成します。キャリア支援についても「就職試験対策的な支援」から学生の「キャリアデザイン教育・キャリア支援」へと、低学年より進路選択に必要な要素(働き方・職業・組織・能力)の情報提供・支援と変わっています。
 今回、大学入学時からの就職支援への取り組み事例を交え、学生たちの就職状況報告と、また企業採用担当の方から要望されるメッセージなどを紹介させて頂きました。

【第2部】 テクノ・ビジネスチャレンジの活動報告  13:30~14:00  

①ロボット技術研究会
平成17年度テクノ団体として採用されて以来、様々なロボット競技にチャレンジし、優秀な成果を収めています。
<参加した主な大会>      
 ・ジャパーンマイコンカーラリー(全国大会出場)      
 ・ロボットグランプリランサー競技部門2連覇達成      
 ・2009年NHK大学ロボコン一次選考突破
②車両性能研究会

本学のテクノ・ビジネスチャレンジ制度が発足以来10年間にわたり活動している団体です。限りある化石燃料を効率的に使用して4サイクルエンジンの低燃費化を図り、環境への影響を低減させようとする研究です。栃木県茂木町「ツインリンク茂木」で開催される、「本田宗一郎杯HONDAエコノパワー燃費競技全国大会(エコラン)」に毎年出場し、優秀な成果を収めております。

③SIT World Solar Car Team

平成20年度に採用された新しい団体です。平成20年7月、秋田県大潟村で開催された、世界三大ソーラーカーレースの一つ「2008年ワールド・ソーラー・バイシクル・レース」に出場し、最速コンテストで準優勝、5時間耐久レースで準優勝と2部門で輝かしい成果を達成しました。平成21年度の目標は、本大会で総合優勝を狙います。

以上



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