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 平成20年 講演会報告

平成20年5月18日午後1時より糸山会館103号室で後援会主催の講演会を実施しました。講演内容について概要をご報告します。

      演題;平成生まれの大学生の現状から見る学生生活と就職
      講師;山田 貴光 (ベネッセコーポレーション)                                        

 ゆとり教育の展開の結果、学力の低下と共に学生気質の変化、大学教育のあり方も変化を余儀なくされてきています。これに伴い企業の求める学生像も変化してきました。いわゆる経済産業省の主張する社会人基礎力(自分で作った目標に向かって努力する力、他人との意思伝達を通して情報交換をうまくできる力)を持った学生が求められるようになってきました。この結果、今の採用傾向はかつての学力重視の学閥本位より個人本位になりつつあります。

 中学高校時代より時間的余裕がある4年間を、社会的基礎力を向上させるのに有意義に使って欲しいと思います。手段は部活、サークル、バイト、免許、資格等なんでも良い。目標を持って達成しようという努力の姿勢が求められています。

 これに応えられる子供たちにする為に親はどう対処すべきなのでしょうか。
 就職を含めた将来設計について親子の対話の機会を持って欲しい。そのときに大切な事は、

 ①親子間の世代差を認識する事と一方的に親の意見を押し付けないことです。
子供の立場に立ってよく話を聞くことで子供の将来の夢を含め自分の子供を知ることが初めて可能となります。

 ②親としては人生の先輩として生きるための手段、ヒント等提言するにとどめましょう。何時でも相談にのれるよとの姿勢を見せるのが大事です。

 ③その上で学生自身の意思決定や行動には社会的責任を伴うこととなることを理解してもらうことができるのです。

これこそが理系の学生にとって弱点とも言える意思伝達能力を補うことにも繋がります。本学学生にとっても決して例外ではありません。



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